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私は電車マニア?ではないですが、新しい電車に乗る時ってワクワクしませんか?それが海外なら尚更です。
今日は、これからアルザス地方へ行きます。目的地はストラスブール。朝早くから、パリ東駅からでるTGVに乗っての旅です。
このTGV!!今年の6月にパリ~ストラスブール(東ヨーロッパ線)が開業し、今まで4時間ぐらいかかっていたところが、なんと2時間20分という速さで着いちゃうのです。
日本では考えられない時速300km!!
しかも車両インテリアと制服をデザインとをしたのがクリスチャン・ラクロア。
制服がおしゃれ。
電車に乗り込むと、これまた日本の電車にはないカラフルな色使い。
2等席はオレンジ&パープルと、1等席はグレー&グリーンの内装で、シンプルな座席の形とゆったりしたスペース、思ったより静かに走る電車に驚きました。この東ヨーロッパ線はフランス、ドイツ、スイス、ルクセンブルクまで行きます。
それから車掌さんのバック...紐が長くないか?使いづらい気がします。どの線でもあのスタイルが一般的らしいです。
今回、日本でチケットを手配してもらったのが、そのまま乗れるチケットで電車に乗りましたが、ホームの端に黄色い検札機を通すチケットは忘れずにガッチャン!と機械に通さないで、電車に乗ると違約金を払わないといけないので、電車をご利用の際は気をつけてください。(日本のような改札口がありません)
電車からの風景は、ブドウ畑や牧場などのんびりした景色が広がります。
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あっという間にストラスブール到着。この日も快晴。駅にいる人たちも旅行者が多かったです。のんびりした町並みと澄んだ空気。パリとはまったく違う雰囲気です。
町の中心部まで歩いていくと、異空間...石畳で、童話の中の町をそのまま再現したような可愛い家が立ち並んでいました。
プチット・フランスと呼ばれる場所は、観光名所の一つでユネスコ世界遺産にもなっています。とがった三角屋根でカラフルな木組みの家が続きます。実際にこんな町並みが存在してるのが不思議で一日歩いても疲れを感じない。楽しくて仕方がない!!
中心部にトラムという路面電車(威圧感がなく景観をこわさないようなデザインの車体)が走っていますが、トラムに乗らなくても歩いて有名なところは観光できます。
街で一番高いカテドラル(ノートルダム大聖堂)へ。
ゴシック式寺院で、1176年の起工から1439年まで、350年の月日をへて完成しています。
写真では分かりづらいですが、外観はバラ色なんです。ここで採れる赤色の石で作っているので、夕焼けの光が当たるとバラ色に輝くそうです。中に入ると、ステンドグラス細工や彫刻は圧倒されます。
その近くで、昼食をとりました。有名なアルザス料理、ベックホフとキッシュです。
女性店員が、ベックホフの作り方を教えてくれました。3種類の肉、牛、豚、羊とジャガイモをじっくり4時間もオーブンで煮込みます。どちらも絶品。シンプルな優しい味付けなので、大きな器だったのに完食。
お土産物屋さんが立ち並び、コウノトリのぬいぐるみがたくさんいました。(コウノトリ=市の鳥)
ここは奈良のお土産物屋のよう。関西の方には伝わると思いますが、奈良は鹿ばっかり...京都はなんだ??
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アルザス民族博物館。
地上3階地下1階の博物館は、当時実際に家族が住んでいたと思わせる雰囲気の家で、冠婚葬祭の慣習(結婚式のドレスから出産祝いや、ベビードレス)から家具調度品、お裁縫箱、クロスステッチしたタピ、アルザス地方の文化、仕事場の鍛冶屋、チーズ作り、ワイン作りの道具など、ありとあらゆるものが展示されています。
ここではアルザスの伝統文化が分かりやすく、伝統衣装も着方(飾り方)まで丁寧に展示しています。
いろんな事をお伝えしたいのですが、生活全般を見たので、細かすぎて書ききれません。陶器のストーブが可愛い。貴重な暖房器具だったようです。
そして、
こんなに内容が濃いのにタダで見れるのです!!(関西人なので反応してしまいます)
ほんとにいろんなものがよく残っていたなってぐらい、見ごたえ充分でオススメです。
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