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パッチワークキルトの図案は、星の数ほどいろんなデザインがありますが、その中でも数多いのが「スター」だと言われています。国旗のデザインも世界の半数近くの国が取り入れてるほど、宗教や民族を超えて希望を与えてくれる永遠のシンボルです。クリスマスにはまだ早いけれど、タペストリーなど今からならまだ間に合うと思いますが、いかがでしょうか?小さな子供がいないし、ツリーを飾りたいけど、片付けるのが面倒と思ってしまうのは私だけではない気がします...クリスチャンでなくても、歳をとってもクリスマスは楽しみです。どんなデザインの星でも赤、緑、白を配すと途端にクリスマスになってしまうのが、不思議ですよね。数多い星のデザインの中でも、特別なのは「ベツレヘムの星」。夜空にひときわ光輝く星に導かれ、3人の博士がベツレヘムに誕生した幼子にお祝いを持って会いに行かれた話は有名です。「ベツレヘムの星」は別名クリスチャンの間ではガイディングスター(ガイドする星)とも言われているそうで、人々を導いてくれる星でもあります。クリスマスツリーのてっぺんに飾る星がそうです。外国の映画で、この星を子供達が取り合い、私、僕が飾るんだ!と言っているのが微笑ましい準備の光景です。画像のタピストリーはベツレヘムの星ですが、クリスマスを意識したわけではありませんので、もう少し緑を入れると良かったかなぁと思います。このパターンは複雑そうに見えますが、基本はひし形1枚から成ってますので、少しの時間を見ては作ることができます。アメリカの開拓時代、男の子のいるお母さんは、一枚は彼のために「ベツレヘムの星」を作りました。輝く未来を願い、人の手本となる(人の上にたつ)人間になってほしいと思う気持ちを込めて作ったそうです。草花のモチーフが多い中「ボータイ」と共に数少ない男の子向きのデザインです。メイフラワー号でアメリカに着いた清教徒達が空になった小麦粉の袋でパッチワークしたのが、アメリカのパッチワークの歴史の始まりと言われていますが。何もない生活の中で唯一のよりどころであった聖書の中から多くの題材が生まれたのは当然のことだったのでしょう。
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多くの有名ファブリックメーカーがクリスマスプリントを発表している中、リバティプリントタナローンにはそれらしいものがありません。この画像は私達が勝手にクリスマスプリントと呼んでいるもので、昔からある柄ですが、これはSS03-006です。ヒイラギに重なるようにユリの花が描かれています。西洋絵画のお約束としてユリの花はマリア様の象徴です。
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画像3はトランテアンの小さな庭に植えてあるヒイラギに花が咲きました。これはいわゆるクリスマスホリー(セイヨウヒイラギ)ではないので、赤い実はなりません。ヨーロッパではヒイラギ、アイビー、ヤドリギがクリスマスシーズンの三大エバーグリーンとしてテーブルクロスや紙ナプキン、または花屋さんなど、クリスマスのデコレーションとして売られています。このアイビーの布も ?十年前のリバティプリントタナローンです。
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