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「糸偏生活」でご紹介しております台形ヨークセーター
とじ、接ぎなしシリーズのセーターです
1.ネック周り(好みの寸法 普通は45cmぐらい)を100とし
前後身頃を38%ずつ両袖を12%ずつに分けて目数を割り出します
サンプルの場合、10cmのゲージが20目×27段 9号針メリヤス編
ネック周りを60cmとし 全体で120目
120×0.38→46目 身頃
120×0.12→14目 袖
別鎖の作り目で後身頃46目、左袖14目、前身頃46目、右袖14目
それぞれ印を(目数リングか糸輪)入れながら1段目をひろいます
※この1段は全体の段数には入れません
2.2段目 目数リングの左右1目ずつ外側でかけ目します(8か所)
3段目 前段のかけ目をねじって編みます(ねじり目)
3.2をくり返し、身頃の寸法が、ご自分のバスト寸法の1/2になるまで編みます
サンプルの場合、バスト寸法86cm設定で1/2=43cm→86目
身頃が46目から始まったので、前後身頃で40目ずつ増目
2段2目ずつの増目なので、40段(14.8cm)編んだことになります
40目÷2目×2段=40段
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4.後身頃のみ4cm(10段)編みたします
5.両袖を休めます サンプルの場合、54目ずつです
6.後身頃86目 マチ分(ゆとり分)6cm=12目(巻き増目)
前身頃86目 マチ分12目(巻き増目)計196目ひろい、好みの長さまで編みます
丁寧にするなら巻き増目でなく、別鎖からのひろい目でして下さい
サンプルは両脇の中心の左右、1目入ったところで4回増目をして
(全体で1回につき4目)裾広がりのシルエットにしています
だいたい30cm80段編んで7号針に変え1目ゴム編で終わります
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7.袖をひろい目します
右袖 マチの中心よりマチ6目4cm(10段)の編み足し分から8目
休み目から54目マチ6目 計74目ひろいます
マチの中央に印を入れます
半袖にしましたので、袖下印の左右で2㎝おきに4回減目して11㎝(30段)編み袖口は1目ゴム編します
8.衿ぐり
別鎖をほどきながら目をひろい、7号針で1目ゴム編を6段(約2㎝)編みます
9.糸始末をし、スチームをかけて出来上がりです
この輪編みの台形セーターは30年くらい前に流行したものです
私がどこから知ったかは忘れてしまいましたが、
当時の比率は首周り100%に対して 前後身頃が36%ずつ袖が14%ずつでした 袖が太いシルエットでした
(この比率のほうが、衿ぐりに丸みが出ます
四角には変わりませんけど...)
この編み方は何も考えず、首周りから4か所で印をしておけば、
あとは規則的な増目(8か所2段毎に1ずつ計8目の増目)で
とじも接ぎもなくセーターやチュニック、前中心を開ければカーディガンが出来ることです
ですから、編み物中級者以上の方は、袖部分のみ増し目を変えたり、ゆとり分量などご自分なりに工夫してみて下さい
そして目数と段数が極端にアンバランスな糸や柄編みはこのデザインでは無理があるかと思われます
当時は自分なりに簡単なアラン模様やレース模様などもこの方法で編んだ記憶があります
あくまでご参考にしていただけたらと思い
記憶を辿って今回作ってみました
かけ目やねじり目、その他編みもの用語は「棒針の基礎」などの本をご参照ください
糸偏生活でもご紹介いたしました
パピーのHP メルヘン手芸部ページも可愛く楽しいです
http://syugeibu.com/index.html
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