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現在のクリスマスツリーの原型は、ビクトリア女王の夫君アルバート公がイギリスで広めたものが、日本に伝わったものとトランテアン便りのミニテディベアの章で書きましたが、そのおお元、元祖は西洋史で覚えさせられたあの宗教改革で有名なマルチンルターで16世紀のことだそうです。
あるクリスマスイブの夜、外を歩いていて、ふと上を見上げると夜空の星が木々の間から輝いていて、それに大変感動し家に帰り、樅の木で再現してみたそうです。
サンタクロース、クリスマスクラッカー、クリスマスケーキ、プレゼントソックス、ローストターキー...などなど由来を調べてみたら興味深いですね。クリスマスシーズンにヨーロッパにいても、いわゆる日本のデコレーションケーキは見たことがないので、あれは誰が考えたのでしょう?こんなに日本中の子供も大人も楽しみなデコレーションケーキ、最初に考えた人はスゴイ!はっきり言って英国のクリスマスプディング...あまり...おいしくない。
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画像1,2は、カトリック女子跣足カルメル会イエズスの聖テレジア修道院のクリスマスクッキーの箱です。オーナーの同窓生が毎年シーズンになると届けてくださいます。きっとこの箱の布細工に興味があるだろうとの心遣いです。毎年箱のデザインは変わります。シスターにはいろいろお仕事があって、きっと手芸の大好きなシスターが中心になりコラージュのデザイン、製作を担当されているのでしょう。楽しみながら作られている様子が目に浮かびます。よく見ると包装用のひもやレースペーパー、リボンなど、あまりお金をかけずに工夫されているのがよくわかります。羊や天使の足は、なんと綿棒みたいです。昔から修道女をテーマにした映画は数多くあり、クリスチャンでもないのに憧れたことがおありになるのでは...私の歳ぐらい(誰ぇ?)の方。でも「女子修道院だもの、大工仕事から畑仕事、トラクターなど何でもこなせないと務まらないのよ。シスター達はがっしりした力持ちが多いのよ」と言われてしまいました。
箱のデザインも毎年楽しみですが、中のクッキーも私の食べたいろんなクッキーの中で、やっぱりこれが一番おいしいと毎回思います。一つ一つ丁寧に作ってあり、余分なものは何もはいっていません。これ以上太るのを気にしつつも、ついつい手がのびます。箱の側面にFAX番号が書いてあるので、掲載します。
FAX0142-25-6345
http://www17.plala.or.jp/datecarmel/index.html
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画像3はトランテアンのお客様の中では、長女さんのグループにはいるぐらいの80代の方が、ひ孫さんのために作られたクリスマスプレゼントです。とてもセンスがよく、丁寧な作品にいつも感動させられます。娘さんもお孫さんも今だに彼女の作る手編みのセーターを心待ちにされていて、本当に楽しんで作ってられ、新しいデザインやテクニックにもチャレンジされていてその心意気はずっとお手本にしていきたいとスタッフ一同思っております。
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