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今回のパリはほとんど雨。
パリやロンドンで傘が必要なほどの雨に今まで出会ったことがないけど、傘が大役立ち!でした。
小学生は傘をささないという法律があるらしく、送り迎えのお母さんは傘でも子供達はみんなフード。子供達がみんなパーカーダウンを着ている理由に納得。
日曜日、朝早く起きてヴァンブの蚤の市へ。
クリニャンクールと違い、日用雑貨的アンティーク、ビンテージが多い、雑貨好きには一番の「蚤の市」
午前中で店じまいなので、午後からゆっくり美術館コースもいいし、がんばってクリニャンクールの蚤の市へ行くことも出来る。
ヴァンブは、固定店舗ではなくスタンドばかりであまり緊張感が無い。左右に店がずらっと、行きは右のお店、帰りは左のお店で、一時間もあれば十分見れます。
お店の方々も気さくな人が多いし、比較的治安も良く、お客さんも日本人が多い。
目のきく人なら掘り出し物率が高い蚤の市だそうです。
クリニャンクールもそうですが、パリの端に位置するので、たいていメトロを1~2回は乗り換え、特に日曜の朝など、乗り換えるごとに人が少なくなり、1人だとちょっと不安な気持ちになります。
昔は、友達に「女性一人で地図を広げてるなんて、私はカモです、と言ってるみたいだから絶対ダメ」と言われてホテルを出る前に頭に叩き込んで、小さな紙に行き順を描いて出たのですが、
最近は年を重ねてずうずうしくなったのか、地図を広げることがしばしば。
でもみなさんとても親切で、丁寧に教えてくれます。
露店形式の蚤の市といってもみなさんその道のプロですので、教えをこうつもりで一言「ボンジュール」と声をかけて両手で丁寧に扱います。
しばらくお客様のやり方を見て、重ねてあるレースや本、カードなど勝手に見ていいか、見極める。
写真もOKかどうか聞いてから。
日本人は意味もなく笑っていると欧米の人は思っているとよく本に書いてありますが、「ボンジュール」ニコッと笑顔は、気持ちが和らぐ一番の手段です。
くれぐれも気をつけることに越したことはありませんが...
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その後、市内に戻ってジャックマールアンドレ美術館(貴族の大邸宅、個人美術館)と、三位一体教会。
友達とお昼は一緒にということで、ギャラリーラファイエットの大食堂へ
ここも眺めは抜群。ちょうど座った位置からオペラ座の裏、遠くにエッフェル塔が見えて、雨のパリもなかなかです。
ここも私にはドクな場所。例えばサラダバー、1皿5€。
どんなに盛ってもOKです。20種類以上!!
マカロニサラダ、クスクス、ポテトサラダなどもあり、これだけでお腹いっぱいに!
スープはカフェオレボールで3€。
恥ずかしいけど、てんこ盛り(二人分ですよ)
周りを見たら、まだまだ...みなさんは、まずお皿に平らになるものから盛っています。いつものクセでレタスなんて最初にとると後が大変。
スープもギリギリでもOK
食後、また1人でギュスターヴ・モロー美術館へ。
1800年中頃の個人の小さな美術館は居住部分も公開されてて、どちらかというとそちらが楽しい。
寝室や居間、食堂、書斎など東南アジアや中国のなんでもないお土産を飾ってあったり、今まさにお茶の時間!とテーブルにセッティングしてあったりひとつひとつが楽しい。
生前から自宅を美術館にするつもりだったので、3、4Fが展示室、1人の人がよくこれだけの数の絵をというくらい廊下から壁一面、大小の絵だらけです。
ぜひここは、お1人で行くのをオススメします。
神秘的で透明感のある少々奇怪な作品は1800年後半のパリの幻想に浸れます。
絵を見ると、変な人だったのかなぁと思います。実際はかなりまともな人で、国立美術学校の優秀な教師で、ルオーやマティスも教え子の1人ということです。
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友達が、用事で行かれないので、日本人留学生のコンサートへ。
Cathedrale Sainte-Croix des Armeniens
入口には!!Entree Libre!!入場無料の紙が。
教会内はほぼ満席状態、近所の方達なのでしょうか...
日曜の午後は、古楽器の演奏会だったり、教会で無料のコンサートに出会います。
ソプラノでも、リリックソプラノが素晴らしいのよ、学生といっても十分プロ級なんだから楽しんできてね、と言われ私も聴衆の1人に
日曜のオススメスポットをもうひとつ。
サン・ロッホ教会の中でも、パイプオルガンの無料コンサートがありました。ここのパイプオルガンは有名です。
途中からでも中へ入れました。
帰りはホテルまではメトロを2回乗り換えが面倒だから1本でホテルの近くまで行けるバスに乗ったらと教えられ、
初めてのバス。
「バスが突然90度近く曲がったら遠くにオペラ座が見えるので、慌てないで赤いボタンを押してね。その曲がってから2~3ヶ所乗り越してもオペラ座が見えるから一人でかえれるでしょ...」
はい、大丈夫でした。外が見れて小旅行、楽しかった。
夕食は三人で、日曜なので、閉まっているお店が多い。
人気のイタリアンのお店はひっきりなしにお客様が
明日は、朝早くジュネーブに行くので今夜は軽めにと、私は前菜の盛り合わせ。友達はナスのラザーニャ、
そのまた友達は子牛のクリーム煮。
お皿は1辺が40cm近くあり、みんなでシェアーしましたが、出てきたときはびっくり。
この前菜、日本だったら7~8人前はあります。
トマト、モッツァレラチーズ、生ハム、豆ときのこのマリネ、赤ピーマンのマリネ、タンのくん製、もちろんパンはおかわり自由でした。
フラゴナールの刺しゅうグッズ
旅行用のきんちゃくバラエティ。
アクセサリー、下着、くつ下、パジャマなどの刺しゅうが。
店内はどのお店もノーカメラなのに、優しそうなお兄さんが全体はダメだけど、1,2点ならと。
ありがとう、パリのカバちゃん。
もちろん少しだけお買い物しました。
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