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さて、まさしく映画“ラブ・アクチュアリー”のようなヒースロー空港での、人々の到着ゲートでの人間模様を横目に、夜のロンドンの町並みをくぐり抜け、一夜明けた1月11日。ワッフルのつまったお腹をかかえながら支度をし、いざ出発。時刻は8:00。朝の街へ!!と、明るい景色を期待しましたが、ここはロンドン。冬のイギリスの太陽は私より寝起きが悪いのか、まだまだ辺りは薄暗い。最寄のサウス・ケンジントン駅へ。1863年開業の世界一長い歴史のロンドン地下鉄。ホームまでは長~いエスカレーターを乗り継いで。なんでも、戦時中は防空壕として使われていたんだそう。歴史が世界一位なら、価格も世界一!?なんせ一区間3ポンド(日本円で¥720!!)お得な一日乗車券(それでも6.6ポンド)を購入し、TUBEへ!朝の通勤ラッシュと重なったのか、シートに座ると向かい合うひざとひざの距離がかなり近い車内にはスーツ姿のビジネスマンにかっちりコートのOLさん。このとき私達以外の全員が新聞や本を読んでいたのが印象的でした。
当然まだお店はオープン前なので辺りを観光へ。街路樹ひとつ目新しい。昔のお城のおばけやしきのイメージのあったプラタナス(すずかけの木)がそこらじゅうに生息している。どんより曇り空がよくお似合いでした。。
地図をみると、やたらとOOサーカスと書いた地名が目に付きます。サーカス=ピエロと単純なイメージを浮かべていたのですが、ここでゆうサーカスはサークルの意味だそうで。そういえばピカデリーサーカス駅前にまあるいロータリーが。。
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そろそろいい時間になってきたので、リバティ百貨店最寄のオックスフォード・サーカスへ。地上に出ると、そこはもう、世界でも有名なショッピング街のリージェントストリート!!この通りの歴史も古く、1820~23年にイギリスで最も有名だった建築家ジョンナッシュ(1752-1835)が設計したもので、道路に沿って湾曲した建物はいまでも同じように引き続いている。居酒屋、八百屋などの日常的な商売や露店は営業が許可されず、そこにはぜいたく品を扱うお店ばかりで、上流階級の人々がおとずれ、店の半数が王室御用達であったという。
画像2 Alison Adburgham LIBERTY’S:A Bioghaphy of a Shop より
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アーサー・R・リバティさんもこのリージェントストリートにお店を構えるのが夢だったんでしょうね。
実際、リージェントストリートにはこの石造りの建物が、
有名なこのテュ―ダー様式の店舗はグレートマールボローストリートに建っています。
完成は1924年。彼が亡くなってからのことでした。(画像2の左端にこの建物が!)
お店の中に入ると、古い木の匂いとあたたかい雰囲気に包まれました。さすが高級デパート♪
でもriekoさん曰く。むかしは日本人観光客でごった返していたのが、今回はそうでもなく、これもポンド高の影響かと、、、なんせタナローンが1m=19.95ポンド!!(約4800円!!!!)SALE時期でもそうそう買える物はありませんでした。。
このチューダー様式の建物は、建てられた当時ですら、約400年前の様式ですが、現在は保存指定をうけており、重要建築物としてこの先もロンドンの観光名所のひとつとして、生き続けていくのでしょう。
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