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あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。トランテアンスタッフ一同
京都 伏見人形 丹嘉の今年の干支人形 亥です。
伏見人形は日本の土人形のルーツと言われ、その歴史は400年にさかのぼることができるそうです。昔は工房も多かったのですが、戦中戦後激減し、今ではわずかしか残っていないそうです。現在でも伏見稲荷の参道にはかかせないお土産の1つですが、人形ひとつひとつに由来があり、なかなか奥の深い味わいがあります。トランテアンのオーナーは若い頃からの伏見人形のコレクターで(シブい趣味!)同じイノシシでもその年々でデザインが変わるそうです。いずれも数百年蓄積された型があるので、一代や二代では作りきれないそうです。http://www.tanka.co.jp/index.html
残念ながら、トランテアンのリバティプリントにはイノシシはありませんでした...やっぱり。日本ではイノシシと言うと「猪突猛進」という言葉が浮かびますが、英語圏でも「向こう見ずな人」をイメージするそうです。京都の丹波地方など、冬になると日常的に猪鍋が食べられていますが、ロンドンにもルールズというレストランがあり、イギリス最古のレストランとして有名で、かのチャールズディケンズもご愛用だったということなので、同時代に生きたリバティ氏もそこで舌鼓みをうったかもしれません。ルールズはゲームミートという狩猟(ゲーム)でとれた肉中心のレストランなので、鹿やウサギなど(牛、豚、鶏、羊以外)の肉料理が大変美味です。私も数年前に一度行きましたが、イノシシがあったかどうか...?(イギリス料理にはイノシシ肉のステーキがあります)その時は鹿の赤ワイン煮込みをいただきました。ヨーロッパには買い付けで行きますが、根は食いしん坊の私、その土地の食べ物のほうがよく記憶に残っています。キリスト教文化圏ではクリスマスと新年がくっついてお祝いされるので、12月24日から1月6日までがそのシーズンです。1月6日は公現祭ですが、その日に食べられるものとしてガレットドロワが有名ですが、興味深いものには東欧に伝わるエピファニー(公現祭)のお祭りでイノシシならぬ、口にリンゴをくわえさせた大きな豚の丸焼きを食べる習慣があるそうです。イノシシはワイルドピッグで通じるので、近いものがあるような...
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お正月なので、持っているリバティプリントの中からオメデタイ柄を探したのですが、なかなか見つからなく、でもトリの柄は豊富で孔雀や鳳凰らしきデザインは見られます。画像2は正倉院御物にありそうな色と柄のプリントです。色合いがどちらかというと、仏教ぽいですよね。現代でもお茶道具のお仕覆などに使われている更紗のような感じです。
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画像3はパーティーなどに使われるガーランドみたいで、これは新春のパーティーの雰囲気がします。大きなホールの階段の手すり部分やバルコニーにこんな飾りがつけたシーンを赤毛のアンのビデオで見た気がします。
ちなみにイノシシのバックに使っている布はリバティプリントの盆栽柄? スタッフの間ではそう呼んでいます。
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