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モリスの活動のひとつにナショナルトラスト運動の先駆けとなる、都市と農村の環境改善の活動があります。それは生産を通して彼の創造と生きる喜びの源泉であった自然に対する深い愛着の表われです。モリスの最後の公的活動がエピングの森のシデの木を伐採から守ることだったことからもモリスの思いがよく表れています。
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ハニーサックル[Honeysuckie](すいかずら科)1876年デザイン登録
モリスの最も複雑なパターンの一つ。プリント試作に5ヵ月あまりを費やしたこのプリントは、1878年のパリ万博に出品され、サウスケンジントン博物館が取得しています。
セイヨウイチイがびっしりと敷きつめられた上に、瓔珞百合(フリティラリア)、ポピー、ニオイニンドウ(ハニーサックル)が葉脈の1枚1枚を気の遠くなるような描写です。モリス没後、いちご泥棒等と共にリバティ社が販売して来ました。下の柄(赤いハニーサックル)は、リバティオリジナルのSS03-009です。
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ところで、先日久しぶりに恵文社に行って、とてもステキな本をみつけました。
鶴田静さん訳「ウィリアムモリスの庭」 東洋書林
鶴田静さんのベジタリアンのクッキングブックは野菜料理の本として愛用してましたが、文章の素晴らしさはもとより、どこから読んでどこで終わっても何度でも楽しめる構成と豊富なカラー写真が最近の就寝前のひと時の楽しみです。
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