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初めてのオペラ座体験。
いつも前は通れども(友達に頼まれて、ショップで無料の一年のスケジュール本をもらったことはある。)
まさかチケットが手に入ると思ってないのでトライせず。
今回は友達の友達網ではれのデビュー。
演目はバレエ「カリギュラ」二年半ぶりの再演。
たまたまフィガロ3月5日号の“パリ・オペラ座バレエ物語”に詳しく解説があり事前の勉強もバッチリ?
白鳥の湖とかだったら少しは解っても創作だときっと「あぁきれい。音楽だけはわかったけど。。」
と、いうことになったと思う。
舞台の上は日本、エンタシスの赤い大きな柱と白い幕。(下の画像、カーテンコールのいちばん左に柱の影が。)
残忍なイメージのカリギュラの人間的な知られざる面をとらえるとなぜか日本の木の文化と低い天井にたどりつくらしい。
音楽はビヴァルディの「四季」
在位4年の若き皇帝の裏に四季を感じたとのこと。うん…四季なら大好き。
私の好きな「男はつらいよ」のバックに流れてる。ということで初体験は大成功。チケットは38€、6€の天井桟敷から80€のオーケストラボックス前まで価格はさまざま。6€の席を週1のように楽しむ通の方もいらっしゃるとか。若い学生さんも多く満席でした。
こういう文化(6€のこと)のパリはうらやましい!
パリオペラ座は1875年 建立 ルネッサンスとバロックの混合様式、設計はガルニエさん。だから“オペラ・ガルニエ”。
コンペで第一席のフルーリのプランがナポレオン三世の妃が気に入らず二回目のコンペでウージェニー皇妃に何様式化かと聞かれたガルニエが即座に「第二帝国様式」(ナポレオン三世様式)と答え決定した。
気転が利くことも才能ですね。
入ってすぐ目にするのは大階段。ここを上っていくことはまさにお姫様気分。同じようなものがデパートにも見られるのはこの胸のトキメキを利用してお客様にどんどんお買い物をしてもらおうと思いついた、世界で初めて百貨店ボンマルシェを作ったブシコーが自分のデパートにとり入れたのがはじまり。天井画はシャガール、ニューヨークのメトロポリタン劇場もシャガール(行ったことないけど…)映画シェール主演「月の輝く夜」でみた。
幕間にはシャンデリア輝く回廊でシャンパン片手に談笑する当時のセレブ達のざわめきが今でも聞こえるようです。
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写真撮影は開演前とカーテンコールはOKでした。
二階の舞台に近いボックス席の3列ある最前列という思ってもみない良い席でキャスト達の達成感が撮れたかな?
中央の皮をはいだ身体をイメージした衣装がカリギュラ(ステファン・ブイヨン)。
前列左端があのミテキ・クドー工藤美笛さん。
そうそう、大事なことを、チケットをとってくれた方に「ボックス席はカギを持っている係りの人しか開けられないのでそれも係りの人が各フロアーに数人しかいないので早く行かないと見れないかもよ」とおどされ?
開場前、一番に並びました。チケットに席番らしき数字はあるけどまったく分からない。
クレープ屋さんのランチ。クレープにはシードル(リンゴの発泡酒)付き。お酒がまったくダメな私は少しソンした気分。
食事もデザートもクレープ。お店のことをクレープリーと言うのにクレープそのもののことはガレット。
夜もその辺のカフェで、でてきたラムラックの大きさ日本の3倍はあります。その上、京都なら二本のところ四本も。この地の皆さんの胃はどうなっているのか。
それもディナータイムは20時以降。左下はポールのポワソンアヴリル(エイプリルフール)にちなんだお魚のパン。
毎朝、ホテル近くのポールでモーニング。在パリの方に聞くとポールはチェーン店だからパリジャン達は行かない。彼らにはごひいきの地元のパン屋さんがあるから、と。
そういえば毎朝まわりから聞こえてくる言葉は英語、中国語が多かった。
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画像左下と真ん中は有名な食料品店「イズラエル」別名“アリババの倉庫”フランソワミロン通りにあります。プロの料理人のお助けスパイス屋です。開かずの左出口には可愛い缶が山積み。
もちろん売り物です。一味違うパリのおみやげを探しているかた一見の価値アリ!スパイス、ドライもの、ビン・缶詰、ピクルス等 たのめば味見OK。プロはコショウの粒を一粒づつかじって品定めです。おもしろい柄のカップや調理道具、はては絵はがきまであります。
ジュストカンパーニュの着せ替えバッグにリバティプリントが。
ダイロン専門店。トランテアン開店当時(約30年前)にはよく売れていました。(今は扱っておりません。)
昔買って色が似合わなくなった毛糸、ぜひ染めて再利用してくださいね。
前回の旅日記を見て一緒に行った友達がコンセルバトワールのカフェとマリンバを叩く私の後ろ姿(いつの間に!)の画像を送ってくれました。音楽院の生徒さん。みなさんかっこいい。
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