トランテアン開店当時 とても人気のあった “刺し子” のれん テーブルクロス クッション 等々 比較的手軽に出来る手芸の一つでした 藍の布に 七宝や麻の葉 日本の伝統模様の下絵がプリントされたものがあって 刺し方次第で オリジナルデザインのものを作ることが出来ました 31年たって キットとして残っているのは 「花ふきん」 だけですが 今だに 人気アイテムです お一人で何枚もお作りになられます かつては お嫁入りの必需品で 長い時間をかけて作り貯めていました 家族 一人ひとりの御膳にふきんをかけて 間違えないようにしていたためです 17〜8人の大家族が当たり前の時代 それぞれに違ったパターンの「花ふきん」 洗って 洗って なじんでいった 「花ふきん」 それはそれは美しかったことでしょう ひたすら刺すことで 無心になることを学んだそうです |