手仕事をするのは いくら好きなこととはいえ 意外と 体力気力が要ります もう一つの好きなこと 本を読むのもしかり 何回読んでも頭に入らないものがいっぱいある タイトル買いの多い私は 日本語なのに 一字一句は全部わかるのに つながって文章になると さっぱりわからない 誰か 要約して解説してほしいと思うことばかりです 手仕事も 本も 今日はいやだ と思う時 手にするのは 漫画 一冊の漫画を 何回も何回も 読み直すタイプです お勧めを 一つ 内田百 の 原作「阿房列車」を 漫画にしたもの 「阿房列車」 1号 2号 内田百は 元祖 鉄道オタクのような人 なかなか愛すべき人物で 彼と門下の “ 摩阿陀会 ” を描いた 黒澤明監督の映画 「まあだだよ」 鈴木清順監督の映画「ツィゴイネルワイゼン」 は 原作が百の「サラサーテ盤」 その他にも 百と作品をモデルにした映画があるくらい 冒頭から 用事がないけど 汽車で大阪に行く話があり 「用事が無いのに 出かけるのだから 2等や3等ではだめだ だから1等に乗る 帰りは 必ず帰らなければ という用事で乗るので 3等で帰る と決めた」 という 独特の屁理屈で始まる 原作をいっさい壊すことなく 視覚的には それ以上の作品になってます 漫画は… という方にこそお勧めします |